ごあいさつ

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ごあいさつ

会長 大野 一幸の写真です

第39回日本四肢再建・創外固定学会学術集会
会長 大野 一幸

(堺市立総合医療センターリハビリテーション科・整形外科)

演題募集を始めました。

今年の暑さは異常で、日本には四季ではなく、夏と冬しかない二季になるのではないかと感じていましたが、秋が来てほっとしています。
演題募集を始めました。創外固定器による治療は、プレートや髄内釘等の内固定器具とは違い、手技書がありません。各先生方が指導を受けられた先輩の先生の手技を伝承して、またその知識を基に御自分で考案して、苦心惨憺、創意工夫して治療に当たっておられると思います。もちろん創外固定器を使用しない場合でも再建には、「適当に」という言葉はありません。先生方は専心誠意日々努力されていると思います。四文字熟語が多くてすみません。
先生方がご苦労されて治療された症例を学会の場で発表し、知識を共有し、次の患者さんの治療成績の向上につなげましょう。是非演題応募をお願いします。
本学会の開催地の大阪府堺市は古墳で有名です。大きさでは日本最大の大仙陵古墳、第3位の上石津ミンサイザイ古墳、第8位の土師ニサンザイ古墳があります。意外なことに数では兵庫県が18,707基と1番で、大阪は3,428基で第13位です。
5世紀中頃に先人たちは創意工夫をこらして、巨大な古墳を築きました。当時の最先端の技術を駆使して約20年かけ作られたので、現代までその勇姿を残しています。創外固定器による治療も今後も継承する価値のある、決して失われていけない治療法と考えます。
この古墳にあやかり、今回工夫をして治療を行われた症例に授与したいと古墳大賞を設けました。賞品は現在検討中です。是非応募ください。

  • こんな骨折に創外固定器を使用したら、上手くいった。
  • このプレート、髄内釘をこんな風に使用したら、上手く骨折部が固定できた。
  • 骨折・外傷の患者さんの看護にこんな工夫をしています。
  • 創外固定器をつけた患者さんのリハビリテーション治療にこんな工夫をしています。

等です。

現在プログラムを作成中で、特別企画として以下を企画しております。

  1. 創外固定症例の看護の問題点
  2. 四肢再建に創外固定は不要か
  3. 次世代に創外固定の面白さを伝えて行くためには何が必要か?
  4. 足関節骨折・疾患の治療に腓骨はほんまに大事か
  5. 小児変形矯正の現在地
  6. ピンサイト・ケアの標準化

海外からは、堺は南蛮貿易で栄えた町ですので、やはり東南アジアのASAMIの先生をお呼びするのがふさわしいと考え、フィリピンのDungca先生、マレーシアからSaw Aik先生を招待しております。先生方を交えた英語セッションも予定しております。英語セッションに応募された先生の中で優れた発表には賞品も考えております。

是非演題応募して、古墳の町、堺にいらしてください。